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アメリカ(米FRB)の利上げの時期を簡単に予測する2つの方法

      2016/07/20

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アメリカのFRBが行う政策金利の引き上げは、相場に多大な影響を与えることは言うまでもない。だからこそ、こぞってエコノミストやアナリストと呼ばれる専門家がFRBの利上げ時期を予測して発表している。

しかし、エコノミストの予想はアテにならないと考えている人も多い。確かに僕自身も、あまりエコノミストなどの「専門家」の言うことを真に受けてトレードをしたいとは思わない。

ということで、米FRBがいつ利上げするのか、その時期を簡単に予測する方法を紹介します。ただ、100%的中するという意味ではないので気をつけてください。

 

 

CME FedWatchで利上げの確率を見る

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アメリカのシカゴ・マーカンタイル取引所には、通貨先物や金利先物など、非常に多様な商品が上場されていることで知られている。

シカゴ・マーカンタイル取引所は、その膨大な市場情報を使って「FedWatch」というFRBの政策金利がどうなるかを予測する方法を確立して、ツールとして提供しています。

市場情報を元に利上げを予想する方法は、少なくともエコノミストよりは遥かにマシな精度を持ちます。理由は簡単で、相場(マーケット)には世界最高水準の予測能力があるから。この予測能力を真似できるエコノミストはまず存在しません。

相場には世界中のトレーダーや投資家が利益を求めて参加しています。金銭が絡むため、参加者の殆どが真剣です。そのため、相場には「織り込み」という現象が発生します。この織り込みこそ、相場が世界最高水準の予測能力を持つ原因です

もちろん、予測が外れることもあります。その時は当然、相場は何も織り込んでいないのでクラッシュ的な急速な値動きが発生します。

と・・いうことで、相場の予測能力をアテにするのがエコノミストよりも信用できます。時期ごとの利上げ確率を簡単に見たい人にとってFedWatchは非常に有用なツールだと思います。

ちなみに、現時点でニュースなどを見ていると2016年6月に利上げ予想が出ているのですがFedWatchを見る限り、6月に利上げされる確率は33.8%と少数派です。つまり、相場は6月時点ではまだ利上げは来ないという方向で織り込んでいるわけです。

逆に言えば、6月に本当に利上げが実行された場合、相場はそれなりに混乱することが予想されます。

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ちなみに2016年12月時点での利上げ予想は、このようになっています。

0.25%の利上げが40%と最も多く、その次の0.5%の利上げが28%です。これを見る限り、現状では米FRBが年内に利上げを行えるかどうかは怪しいと言わざるを得ません。

→ CME FedWatch

 

30日フェデラルファンド金利先物市場で織り込み具合をチェック

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CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)には、フェデラルファンド金利の先物が上場されています。アメリカという社会は何でも商品化してしまうのが面白いところです。

余談ですが、アメリカのDARPAという組織が1990年代に「テロ市場」というマーケットを新設する計画を建てていました。結局、マスコミにリークされ国民からの猛反発で白紙撤回になりましたが。

しかし、ここから見えてくるアメリカの考え方は、相場の織り込み能力=非常に優れた予測能力として見ているということです。ですから、こうして上場されているフェデラルファンド金利先物も、それなりに予測に使えます。

では、具体的にどうやって30日フェデラルファンド金利先物を使って、市場のFRB利上げの織り込み具合をチェックするのかやり方を解説する。

FRBの利上げへの織り込み具合を予測する

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注目するのは限月と終値です。終値は基本的に100.00以下の数値になっている。

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このように計算することで、その時期の織り込み具合を数値で確認できる。実際に2016年6月の織り込み具合を確かめてみよう。

限月はJUN 2016で、終値は99.590となっている。100.00 - 99.590 = 0.410 という計算結果になるのが分かるだろう。

現時点でのFRB政策金利は0.500%です。つまり、現状の金利よりも低い結果が出るということは、やはり2016年6月時点での利上げを市場は見込んでいないということになる。

では、2016年12月時点での織り込みもチェックしてみよう。限月はDEC 2016で、終値は99.370だ。引き算すると、0.630となり1.3%の利上げが見込まれている。

次の利上げは基本的に+0.25%との予定ですので、現時点で利上げがあり得るのはAUG 2016(2016年8月)ということに。

上場されている先物なので、終値も日々変動している。そのため、あくまでも「目安」程度に見たほうが良い。

→ 30 Day Federal Funds Futures

 

利上げの織り込み度をトレードにどう活かす?

相場の世界には事実売りという現象があります。例えば、米雇用統計で非常に良い数値が出たのに米ドルは何故か売られてしまったという事象。

最初にも言ったとおり、相場は情報を取り入れて「織り込み」を行っていきます。米雇用統計が良かったのにドルが売られたのは、相場は既に米雇用統計が良い結果になることを織り込んでいたんです。

相場から見れば「予想通りだったね、はい売っちゃえ。」という事になってしまう。これが事実売りという現象。

FedWatchが掲示する確率は、簡単にいえば織り込み度です。仮にエコノミストが100人いて、95人が利上げは確定という予想をしている環境の中で、相場の予想(織り込み度)は60%程度の状況。

このような場合、エコノミストたちは利上げはほぼ確実と見込んでいるのに相場は何故か織り込んでいない部分がある。ということは、相場は「利上げなのかな、僕としては利上げが確定というのは言いすぎじゃないかな。」と思っていることに。

逆に相場も「エコノミストと同様に、僕も90%くらいで利上げになると思う。」という具合に織り込んでいれば、利上げになった場合は事実売りになるでしょう。しかし、先の60%程度の織り込みだと、利上げになった場合、逆にドルが更に買われるパターンも考えられますよね。

織り込めていないのだから、その分を織り込む(予想を修正)ために値が大きく動く可能性すらある。つまり、織り込み度の乖離から非ランダムな値動きを捉えられる可能性があるということになる。

以上、米FRBの利上げの時期を予測する方法と、予測される利上げの確率(織り込み度)から考えられるFXの戦略でした。

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