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FX市場で取引される通貨ペアの真実と相場の本質を語る

      2016/07/20

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FXは、外国為替証拠金取引といって、為替というモノをレバレッジを掛けて取引しているわけです。例えば、ドル円を100円で買って、110円で決済できれば、10円の差額が利益になりますと。

ドル円を買うという行為は、基本的にはドル(USD)を購入して、円(JPY)を売るという行為になります。ということは、アメリカ人がドル円を買う時は、感覚としては円(JPY)を売って、ドル(USD)を買うという感覚になる。

人間は多くの事柄を使い方から学びます。日本語は母国ですから最初から話せますよね、だから学校では日本語の使い方や漢字の書き方を学びます。しかし、日本語の本質を学ぶことはありません。最初から話せるんだから。

これと同様に、お金は最初からお小遣いとして得られ、ほとんどの子供は本質なんて考えません。みんな、どうやってお小遣いを得て、そしてお金を使って何を買おうか、そんなことしか考えない。

だが、FXというマーケットを攻略する上で、お金の本質を知ることは結構重要だと思っている。僕らは決してドル円を取引しているわけではないし、ポンド豪ドルを取引しているわけではない。

ドル円を100円で買って、110円で売るという行為は、本質的にはドルを1ドルで購入して、0.95ドルで売却し、円を100円で購入して105円で売るような行為に近いかもしれない。最初は1ドルで100円と等価だったのに、0.95ドルで105円を購入できる。

ということで、今回はFXトレーダーが取引しているモノの本質について話してみたい。

 

 

通貨、貨幣とは一体何なのか?

  1. 「価値の基準」商品やサービスの価値を理解しやすいように基準化できる
  2. 「価値の保持」支出を将来に先送りできる、将来も同じ価値を保持する
  3. 「交換の手段」商品やサービスの対価として人から人へと渡せる

これらが経済学などで教えられる「貨幣」の基準だろう。

貨幣とは、国の発行する紙幣や硬貨のことではなく、以上の3つの要件を満たせば、どのような物体であれ貨幣・通貨としての機能を持つ。それと同時に、3つの要件を完璧に満たす貨幣を作るために、人類は驚くほど様々なモノを試してきた背景がある。

例えば、古代エジプト人は小麦を貨幣として使い、チベット人は茶の葉を使ったという。その他にも、貝殻やヤギなどの家畜、時には奴隷が貨幣として使用されてきた。

しかしながら、これらの貨幣には問題があり、小麦は時期によって収穫の量が変わってしまうし、貝殻も嵐が訪れると大量に取れてしまう。家畜や奴隷は両替という概念が使いづらい。

「価値の基準」や「価値の保持」という要件を満たす上で、供給量が毎回変化してしまうのは厄介だ。貝殻が大量に取れてしまうと「貝殻安」となり、頻繁にインフレが起こってしまう。

逆に雨が全く振らず、小麦が不作となってしまうと「小麦高」となり、デフレが起こってしまう。人類は知恵を振り絞って、金属を貨幣として使うことを発見した。

青銅、銅、銀、金は、既存の貝殻などを用いた貨幣と比べて、遥かに頑丈で「価値の基準」「価値の保持」を保証しやすかった。そして、金は貨幣の中でも最上位のモノとなり、富の象徴となった。

 

貨幣の代替物「紙幣」の登場

金属を使った貨幣は、既存の貨幣とは比べ物にならないほど優れたモノだったが、持ち運びに不便だという問題や、時間の経過と供にすり減ってしまうという欠陥が表面化してしまった。

まだ貨幣としては微妙に完成していない。そこで、1690年代にイングランド銀行の創始者は非常に画期的なアイディアを思いついた。

それは金貨や銀貨を市場に流通させずに、金庫にしまっておいて、その金庫の中の金貨や銀貨を「裏付け」として、紙幣を発行するという考えだ。

こうすることで、本来は紙切れでしかない紙幣に、貨幣としての役割を付与することに成功した。人々は喜んで紙幣「ポンド」を使った。

軽くて持ち運びが簡単で、必要になればいつでも金庫の金貨や銀貨と交換が可能だ。しかし、3年ほどで綻びが生じた。

紙幣は「貨幣」ではない

人々は銀行が金庫に存在している金貨や銀貨よりも多い量の紙幣を流通させていることに気づいた。この瞬間、紙幣は貨幣としての信用性を失ってしまった。

結果的に人々は銀行に押し寄せ、紙幣を貨幣へと交換する騒ぎになってしまった。この騒ぎを受けて、金融当局は1699年にアイザック・ニュートンを造幣局長に任命し、事態の収集にあたらせた。ニュートンはその際「紙幣は貨幣ではない。発明としては素晴らしいが、紙幣の発行を役人に任せたのが失敗だった。」と述べ、問題の本質を提示した。

ニュートンはこのような騒ぎにならないように、紙幣の価値を他のモノを使って基準化することにした。金庫の中にある銀貨と金貨ではなく、紙幣の価値は金に結びつけることにしたのだ。

金と同量の紙幣しか流通しないため、紙幣の価値は目減りすることも逆に増えることもなく、貨幣としての基準を満たした。結果として、イングランド銀行は英国を2世紀に渡って繁栄させるエンジンとなった。

価値基準を持つ紙幣だけが、貨幣の代替物として認められたが

貨幣の歴史は真面目に語ると長くなってしまうので、途中をかなり割愛しながら、要点だけを並べていきます。

ここまでをまとめると、要するに基準さえ満たせば、何でも貨幣になれるということだ。イメージで示すと、以下のようになる。

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大昔に為替レートという概念があれば、だいたいこんな感じになるのでは無いだろうか。貨幣としての機能を満たしていれば、何でも貨幣になれる。

牛肉1kgに対する為替レートで見ると、やはり奴隷の購買力は非常に高い。人1人で、牛肉15kgを購入できる。1ドルだと、0.6kg。1円だと、0.4kg・・・すみません、円のレート間違えてますね。

そして、茶の葉や、魚は貨幣としては出来が悪く、価値の基準や保持が不可能だった。貨幣としては、やっぱり左側のレートに動いてほしくないわけですよ。

左側のレートが動いてしまうと、どちらが原因で価値基準が狂ってしまったのかを理解するのが難しくなってしまう。だから、人間は左側の価値基準が狂ったと感じたら、銀行に押しかけて紙幣を貨幣へと交換する騒ぎが起こったのだ。

価値基準が明確になっている通貨や紙幣こそ、貨幣の代替物として認められる。これがいわゆる「金本位制」であり、一時は全世界がこのシステムを採用していた。

金による価値の基準化

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金本位制は、レートに表示させるとこのようなイメージだ。左側のレートは、完全に金の量とリンク付けられ、動くことは無い

こうすることで、人々は確かに紙幣を貨幣として代替することが出来、安心して利用できた。常に一定の価値基準であるため、インフレやデフレが非常に起きづらく、ゆっくりながらも確実に、安定的に経済が成長した。

左側のレートは完全に固定されているため、価格が変動した時は容易に右側のレートに原因があることが分かる。例えば、ドルの価値は固定されているはずなのに、牛肉が値上がりしたら、原因は単に牛肉の供給が追いついていないだけだ、と理解できる。

金による貨幣の価値の基準化、金本位制は非常に安定した通貨システムだったが、長くは続かなかった。度重なる戦争や、資本主義経済の失敗などが原因で、やはり金にリンクしている貨幣というのは国家にとって非常に扱いづらい

 

金に依存しない「貨幣もどき」と変動相場制

1970年台のブレトンウッズ体制の崩壊で、ついに金本位制は消滅を遂げた。代わりに現れたのが、国家が自分の都合で発行する明確な価値基準の存在しない貨幣もどきと、変動相場制だ。

日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、スイスフラン、豪ドル、NZドル、カナダドル。これらは主要8通貨であり、世界で使用されているメジャーカレンシーだが、残念ながら明確な価値基準は存在しない。

つまり、現代の貨幣システムが意味することは、イメージで示すと以下のようになる。

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以前の金に基準化された米ドルであれば、米ドルの価値は常に一定であり、価格変動が起きた時は基本的に右側のレートに原因があることが分かる。

しかし、金に基準化されていない明確な価値基準の存在しない現在の貨幣だと、このように価格レートが変動した時、右側か、あるいは左側か。いったいどちらに原因があるのか、明確にわかりづらい。

本来、このような貨幣もどきのシステム環境下では、人は拒絶反応を抱くはずだが、時代の変化なのか、今の人間は何の抵抗もなく国家が発行する紙幣を受け入れている。

つまり、僕の言いたいことは現代の為替レートや、商品(株式)対通貨のレートは、左側と右側の両方の価値基準が非常に曖昧で、分かりづらくなっているということだ。しかし、これは厄介なシステムではあるものの、トレーダーにとっては収益機会となりうる。

母国の通貨でモノの価値を考える悪癖

悪癖と言うのはちょっと酷な話かもしれません。そもそも、現代の貨幣システムは非常に複雑で厄介なシステムになっているのに、教育課程で通貨の本質的な意味を教えることはありません

皆、お金の使い方を学んで、肝心のお金そのものについては、まったく学習しないのです。だから、今の人間はモノの価値を、自分たちの国の通貨で考えるクセが付いています。

例えば、ミセスワタナベがその代表例で、彼女らはドル円を見ている時JPY基準で見ている傾向に有るのです。つまり、円安なのか、円高なのか。

→ 君は日本円しか見ていないからFX負け組のままなんだよ

しかし、さっきまで解説したとおり、今の貨幣は明確な価値基準が存在しません。だから、我々が普段何気なく見ているトマトやカボチャの値段や、ドル円の価格レートや、WTIの原油価格など。それらの価格は本当に「価格」といえるのか。

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ということで、さっそく価値基準をズラしてモノの価値を見てみましょう。

このグラフは計算に手間取りましたが、2001年~2015年の金価格と、そこから歪んだ価値基準である米ドルの成分を引き抜いた価格です。

青色のチャートが、XAU/USDという通貨ペアです。つまりドル建ての金価格という意味です。このドル建ての金価格を、それっぽい方法で分解したのが、オレンジ色のドル価格と、金色の金価格です。

これを見ると金の値上がりを見て「金がすごい勢いで値上がりしているな。」といった一方向に歪んた見方をしないで済みます。実際には金の価格も確かに上がっているけれど、それ以上にドル安が進んでいたんです。

自国の通貨が安くなれば、当然同じモノでも購入に必要な金額は増えますよね。つまりインフレです。金が急速に値上がりしている時、ドルが猛烈に安くなっていた。

もう一つ例を出します。

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次の例は原油価格です。データの幅は同様に、2001年~2015年です。

赤茶色のチャートが金価格。オレンジ色は米ドル。そして金色が、ドル建ての原油価格。緑色は金建ての原油価格(グラムベース)です。

どの価値基準をフィルターにするかで、モノの価格はこんなにも違って見える。石油価格の値上がりの背景には、やはりドル安が目に見えています。逆に石油が安くなるということは、ドル高になっている事が多い。

 

通貨ペアの本質「左側、それとも右側?」

現代の貨幣には明確な価値基準が存在しません。さっきのチャートで見たように、ドルを通すのか、金を通すのかで、モノの価格の見え方は随分と様変わりします。

通貨ペアとは、特定の価値基準から見た、あるモノの価格です。ちょっと分かりづらいですね。つまり、左側の通貨と右側の通貨を比べて、その比率を数値化したものが、通貨ペアという意味です。

つまりFXという取引は、交換レートという非常に曖昧なモノを売買しているんですよ。本当のところは、わざわざドルと日本円を比べて、その比率を売買するよりも、もっとシンプルにドルだけ、円だけ、という風に単一通貨だけで売買できれば楽なんですが、この世には明確な価値基準は存在しないし、統一通貨も存在しません。

だから仕方なく、ドル対日本円や、ドル対スイスフランなど、必ず2つの通貨の価値を相対的に見比べることで、なんとか通貨の価値を認知していると考えています。ここも面白いところで、結局のところ通貨は何かと比較しないと何の価値も見いだせないゴミということになる。

豚肉や野菜、金や銀は大昔から、他のものと比較せずとも価値が有ることが分かってました。ですが、通貨・貨幣は単一で存在していても価値が分からない・・。

さて、通貨ペアがある2つの通貨の相対的な価値の比率を示すことは分かりました。我々が比率を見る時、どのように考えるだろうか。炊飯器を買おうと思って、2つの内どちらにしようかと考える時、まさか片方の炊飯器だけの基準で選ぶ人はいないと思います。必ず、炊飯器AはBよりもここが良い、しかしBはAよりもここが良いよな。といった具合で、相対的に比較しますよね。

しかし、通貨ペアとなると何故か人間は相対的な比較をしないんですよ。ドル円は「ドル円」であって、ドルと円の「相対的な交換比率」という具合に見ている人は意外に少ない。

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現代のドルは金に基準化されているわけではない。だから、左側だろうと、右側だろうと、関係なくどちらも動いている。何度も言うように、通貨ペアとは2つの通貨の相対的な比率ですから、ドル円とは内部的にはこのようなチャート構造になっていると思います。

さて、ここで一般人の想像する「円安」をイメージしてみよう。

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これが円安の一般的なイメージだ。円の価値が米ドルに対して下がってしまったから、1ドルで100円しか買えなかったのが、101.14円と、約1%お得な値段になってしまった。

(もし、この時点で、なぜドルから見てお得なのか。を直感的に理解できない場合は、円安と円高の意味から学ぶことをおすすめします。)

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これはドル高。円に対して米ドルが値上がりしたので、少ない米ドルで大量の円を購入できるということだ。

だが、現代の貨幣に明確な価値基準など無い。ということは、このように片方だけが動くなんてことは、あまり無いと考えたほうが良い。どうやったらそれが分かるのか、例えばドル円が上昇している時にユーロドルを見るんですよ。

もしドル高なら、ユーロドルは下がっているはずです。なのに、ユーロドルが下がっていなかったら、それはドル高ではなく、単なる円安の可能性が高いと分かる。現実の通貨ペアは非常に厄介です。

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マーケットで勝ち続けられない人が9割を超えるのは、この厄介な通貨ペアの構造にも原因があるだろう。どの通貨も、単に発行主体である国の信用力に価値基準が存在します。

でも、信用力に裏付けされている価値基準ってあまりにも曖昧すぎませんか。金本位制であれば、1ドルは金31オンスに相当すると、完全に定数化されていて小学生でも理解できる価値基準になっていた。

しかし現代の貨幣の価値基準は、完全に発行元の信用力に基準があります。ですが、信用というのは非常に主観的で分かりづらい数値です。しかもメジャーカレンシー同士で相対的に変化するため、今のところは通貨の本来あるべき価値基準は誰にも分からない

価値基準は誰にも分からないから、マーケットは予測して「織り込む」

貨幣の価値が金に基準化されていれば、誰でも明確な価値基準を推定できます。だから、僅かな歪みが発生しただけで取り付け騒ぎが起こってしまう。

しかし、現代の貨幣の価値は「何にも基準化されていない」ので、誰にも貨幣の本来あるべき価値なんて分かりません。だからこそ、通貨の本来の価値が分かるのならマーケットで優位にトレードが可能になるし、マーケットは本来の価値を求めて常に世界最高精度の予測を行っています。

その世界最高精度の予測能力のことを「織り込み」といいます。マーケットは何かが起こる前に、基本的に織り込んでいくんですよ。それぞれの通貨が、どのような方向へ織り込みを進めているのか、それを読めれば多少はマシなトレードが出来ると思いませんか。少なくとも、移動平均がクロスしたからエントリーする、なんて占いみたいな方法よりはずっとマシです。

→ スイングトレード攻略法、中銀の目的を知り金融政策を先回りする

「織り込む」という性質から考えられる戦略は、やはり通貨の発行主体である中銀の動向を読むことです。特に、銀行でディーリングを行っているプロと呼ばれる人たちは、中銀の分析もやはり行っています。

例えば、日銀が近い将来に緩和をすると示唆すれば、マーケットは円売りで織り込みを始め、FRBが近い将来に利上げに踏み切ると示唆すれば、マーケットはドル買いで織り込みを始めるでしょう。この時、織り込みの方向性はドル買い・円売りですから、ドル円をロングしておけば稼げると分かりますよね。

【コラム】5つの金価格から見える景色

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ユーロ建ての金価格。

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ドル建ての金価格。

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豪ドル建ての金価格。

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英ポンド建ての金価格。

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スイスフラン建ての金価格。

実は、金価格は色々な通貨のチャートが存在する。金は通貨コードとしては「XAU」というコードが与えられている。だから、検索する時に「XAU/EUR」という感じで検索すると、ユーロ通貨建ての金価格を見ることが出来る。

今回は、5通貨の金価格を集めてみた。それぞれを見比べていて、何か気付きが得られるだろうか。ざっと見て感じでは、ドル以外の通貨は終盤で一気に金の価格が上昇していることが分かる。

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金価格本体は、このような値動き。これだけ金が上昇したにも関わらず、ドル建ての金価格が横ばいということは、ドル自体も買われていたことを意味するかもしれない。ある商品先物の外務員が、「金はリスクのオンオフがよく切り替わる商品なんですよね。」と言っていることがあった。

「円高なのに金が上がらない。ということは、今の金はリスクオンで買われる状態だ。」こんな具合だ。でも、その外務員さんが見ている金はXAU/USDだった。つまり、単に円が買われているだけでドル自体には何も起こっていない、ということではないだろうか。

やはり様々な価値基準でモノを見るという視点は大事だと思います。

 

まとめ

我々FXトレーダーが売買しているモノとは2つの「通貨」と、その相対的な「交換比率」です。では通貨とは何なのかというと、価値の基準・価値の保持・交換の手段の3つの要件を満たす物体(実物である必要はなし)のことです。

そう、3つの要件さえ満たせば何でも通貨として利用可能だ。現実にはイーサリアムやビットコインといった実在しない通貨が現れ始め、ビットコインなどはFXの通貨ペアとして取引可能(BTC/USDなど)になっている。

だが、現代の通貨には重大な欠陥がある。それが価値の基準という点だ。実は、現代の通貨は価値基準が明確に決まっていないため、基準という観点では認知の歪みが生じやすい

途中で外務員の話を出したが、これもモノの価値を一方向からしか見ないことによる認知の歪みを端的に示す例だ。円高になっていても、単に円が買われているだけでドルが売られなければ、ドル建て価格の金価格はあまり動かないだろう。もし本当にドルが売られているなら、ドル建てベースのWTIやXAU/USD、XAG/USDも相対的に値上がりすると思われる。

FXのトレードをする時、ついつい人間は「ドル円120円か。そろそろ売ってもいいかな。」という見方をしている。だが、そのような片側だけの見方では、勝つための発想を得づらい可能性がある。「そろそろ売ってもいいかな。」って、何を売るんですか

気をつけたいことは、我々はドル円を売買しているわけではないということ。ドルと円を相対的に比較して、どちらを買って、どちらを売るのが優位なのかを考えることです。ドル円を売ろうと思っても、いきなり売ろうとはしないで、ユーロ円やポンド円も見るべきです。

もし、対円ペアをいくつか見てみた結果、流れに一貫性が無ければ円本体の価格の動向はランダム性が高いということになる。このような環境下でドル円を売っても、再現性があまり無いのではないだろうか。

逆に、対円ペアをいくつか眺めた結果、明らかに「円安」だと認識できたらドル円を売ってもいいと思います。ついでに、対ドルペアもいくつか見てみて、ドルが明らかに「ドル高」だと認識できたら、更に再現性は高いと思います。

このように、通貨ペアを複数見て、通貨同士の相対的な価値を見抜くことで、片方の通貨しか見ていない多数派に対して、若干優位なトレードをすることが可能になります。

そろそろ長くなってきたので締めようと思います。FXとは、どの通貨が買われていて、どの通貨が売られているのかを明確に判断して、明らかに買われている通貨と売られている通貨を組み合わせた通貨ペアで取引することで、若干優位になれるということ。

今までドル円を「ドル円」としてか見てこなかった人、ユーロドルを「ユーロドル」としてか見てこなかった人は、一度通貨ペアを両側から相対的に見比べるという思考をやってみてください。

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 - FX勝ち組の思考