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FXやるなら知っておくべき為替市場と株式市場の大きな違い

   

MarketMaker

FXで利益を挙げるのは非常に難しい。と、最近しみじみと思っていますルーザーです。そもそも、FXがものすごく難しい理由は市場の仕組み(構造)が商品先物や株式とは全く違うというのが大きいです。

全く構造が違うのに、元々先物の世界で生まれたテクニカル分析を大真面目に使おうと言うのがアプローチとして厳しいのではないか。なんて思うわけです。

株式市場は「オーダードリブン」型マーケット

市場に集まってきた注文を価格優先・時間優先の原則に従って付け合わせて商いを成立させる方法で、「オークション方式」とも呼ぶ。ニューヨーク証券取引所や東京証券取引所など主要市場の代表的な価格決定の方式。
取引の公平性・透明性が高い反面、注文が一方に偏った場合などに商いが成立しないことや、価格の変動幅が極端に大きくなることがある。これに対して、証券会社などがマーケットメーカーとして気配を提示して、注文を成立指させる方式を「クォートドリブン」という。

野村證券

重要なのは「市場に集まってきた注文」という部分です。株式市場や商品先物市場では、投資家が出した注文を受けて取引を成立させるのです。

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図にすると、この流れです。投資家が65ドルでアメックスの株を買いたいと言えば、取引所がその価格で注文を受けてくれる。そして、発注は個人投資家だけでなく、証券会社の資産運用部や、民間のヘッジファンド、ヴァーチュのような高頻度取引業者など、様々な投資家が取引所に注文を出します。

取引所に大量の注文が集中した結果、株式の価格は明確に決まるのです。ニュースを見ればわかりますが、日経平均株価が例えば15150円だったら、ニュースでもきちんと「15150円で引けました」と出ます。

取引所に掲示されている価格はある意味で絶対です。これもオーダードリブン型市場の特徴だと思います。為替のように「103.51~103.53円」といった曖昧な価格は掲示されません。

オーダードリブン型はテクニカルが効きやすい?

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先物や株は、まだテクニカルが効きやすいと言われます。理由は様々な投資家の思惑が一箇所の取引所に集中しているからでしょう。テクニカル分析は母数が大きければ大きいほど、やや機能しやすい。

取引所には莫大な数の注文が集まりますし、正確な出来高(Volume)も見ることが出来る。そのため、オーダードリブン型マーケットは少なくとも為替よりもテクニカル分析が効く、というのが今のぼくの見解です。

 

為替市場は「クオートドリブン」型マーケット

証券会社などマーケットメーカーが買い気配と売り気配を提示し、投資家は最も都合の良い価格条件を提示しているマーケットメーカーに発注する方式。「マーケットメイク方式」とも呼ぶ。
投資家にとって、常に気配が提示されていることから、取引量に関わらず注文成立しやすい利点がある半面、売り気配と買い気配の差額(スプレッド)が広がることで、余計なコストが生じることもある。
これに対して投資家の実際の注文に応じて取引を成立させる方式をオーダードリブンという。

野村證券

オーダードリブンに対して、クオートドリブンでは一番最初の動きが投資家ではなく、価格を掲示する側にあるのが特徴です。マーケットメーカー(MM)が「ドル円、今なら103.525円で売れるよ。欲しい人いる?」と聞いて、投資家が「103.525円ならちょうどいいや、買おう。」となって、取引が成立します。

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これがクオートドリブン型マーケットです。

しかし、大きく違うのはこれだけではない。為替市場のようなクオートドリブン型マーケットには、統一された取引所が存在しないのです。米企業の株式なら「NYSE」で取引できるが、ドル円には「ドル円取引所」が存在しない。

「インターバンク市場」は正確には取引所では無い。為替レートは、様々なマーケットメーカーや私設取引システムで掲示されているため、絶対といえる決まった価格が存在しないのです。だからニュースでは「103.525円」とは言えない。必ず「103.52~103.53円」と、曖昧な表示になります。

クオートドリブン型はテクニカルが効きづらい?

為替市場はクオートドリブン型、マーケットメーカーによって価格が掲示されているし、中央取引所が存在しない。株式市場はオーダードリブン型、投資家によって価格が掲示されているし、中央取引所が存在する。

これだけ市場の構造が違えば、オーダードリブン型マーケット出身のテクニカル分析の効き具合も当然変わってきますよね。分かりやすく図で示すと。

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と・・このように使っている業者によってリクイディティプロバイダーやマーケットメーカーが全然違うので、世界中の投資家が全く別々の業者(便宜上、取引所と考えても構わない)に発注している。

株式市場なら東証やNYSEに注文が集中しますが、為替は別々に注文が行き渡ります。マーケットが分断されてしまっているので、母数も小さくなりテクニカル分析が効きづらくなるということ。

しかも中央取引所が無く、分断されているため、出来高も存在しません。MetaTrader4/5ではVolumeを表示できますが、あれは厳密には出来高ではないので気をつけてください。

 

株式市場と為替市場の違いをまとめ

オーダードリブン型は「注文駆動型」と訳せるとおり、投資家の発注によって価格が形成されているマーケットのこと。クオートドリブン型は「見積もり駆動型」と訳せるとおり、マーケットメーカーの「今なら、これくらいかな~、これくらいでどうです?」という見積もりによって価格が形成されているマーケット。

※クオートの訳し方は、正確には「気配値」です。

オーダードリブン型マーケット

  1. 注文が一箇所に集中する「中央取引所」が存在する
  2. 絶対的な価格が決まる
  3. 正確な出来高が見れる
  4. 母数が大きいためテクニカル分析が効きやすい

クオートドリブン型マーケット

  1. 「中央取引所」は存在せず、市場は分断されている
  2. 確定的な価格が決まらない
  3. 正確な出来高は当然見れない
  4. 母数が分断されるためテクニカル分析が効きづらい
  5. 良い取引をすると価格を掲示する側のマーケットメーカーに嫌われる

こんなところです。マーケットメーカーとの利益相反については・・暇があれば書きます。

結論として、テクニカル分析だけで勝ち続けるのは難しく、クオートドリブン型という構造を前提とした戦略を練らないとFXで稼ぐのはかなり厳しいということ。まぁいつもどおり長文になってきたので深く書きませんが、105円でドル円を買ったら画面の向こうには105円で売ってくれたマーケットメーカーがいる。

この時、投資家は105円でドル円をロングしていて、相手のMMはドル円をショートというポジションになってる(はず)。MM的にはレートが下がれば利益になり、投資家は損失になる。根拠がまだ少ないのですが、マーケットメーカーに合わせたポジションを取れば勝ちやすいのでは。という認識です。

では、クオートドリブン型とオーダードリブン型の違いについてはこれくらいで終わります。

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