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勝率100%のFX手法は実在するけれど、負け組には必要が無い理由

      2016/07/20

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ビックリした。まさか本当にいるなんて、勝率100%のFXトレーダーが。勝率100%とは、いわゆる聖杯に近い手法のことですよね。勝率100%の手法であれば、理論上はお金は減ることはなく資産曲線はずっと右肩上がりを描くことになる。(と思われている。)

当時、負け組だった頃の僕の身近にFXで勝率100%を維持し続け、かなり誇らしげにしている友人がいたので、その友人の勝率100%の実在していた手法を取り上げつつ、なぜ、FX負け組が勝率100%の手法が必要ないのか。そして往々にして勝ち組は勝率を求めていない理由、その恐ろしい根拠などを、この記事で詳しく解説する。

FXやトレーディングを勝率という狭い了見でしか見れない人は、今一度「勝率は本当に重要か?」ということを自分に問いかけ直す良い機会になるだろう。

 

 

勝率100%のFXトレーダーの友人

「最近FX始めたんだけどさ、勝率100%でかなり楽しいです。」

2014年頃、割りと親しかった友人にそのように言われた。当時の僕はまだまだFX駆け出しで、普通に負け組だったのでその言葉にはかなり敏感に反応したのを覚えている。

「勝率100%って本当なの。いったいいくら稼いだんだよ?」

彼にそう聞いてみたものの、あまり詳細には答えてくれなかった。やはり勝率100%の手法だから、そうそう簡単に人に教えられるわけ無いよな。と、その時は思っていた。

エクセルで月間成績を見せられる

しばらくして、またその友人にあってFXの勉強に熱心だった僕は彼にまた聞いてみた。

「せめて売買履歴だけでも見せてくれないかな。ぜひ参考にしたい。」

図々しいお願いだと分かっていたが、僕も当時は負け組で勝つためには少しでも役に立ちそうな情報は何でも知りたかった。手法は教えてくれなくて良いから、とりあえず売買履歴だけでも見たかった。

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すると意外にも友人は快諾してくれてエクセルで売買履歴を見せてくれた。そこにはエントリーとエグジットが一通り乗っており、エクセルのグラフは美しい資産曲線を描いていた。勝率100%の手法は流石にすごいと思ったものだ。

履歴を見せてもらって、そこから更に手法はどうやるんだ。と聞く勇気は流石になかった。

ある日突然、友人は全資金を失った

彼の手法に少しずつ夢中になり、好奇心がピークに達して居ても立ってもいられないメンタル状況になってしまっていた。そんな時に友人から電話が掛かり、順調に増えていた資金である180万円を全損したと言う

僕には理解できなかった。勝率100%の手法がいったいどのようにして資金の100%を損失するような自体に陥ったのか。とりあえず実際に会って詳しい話を聞いてみたところ、彼は手法の全容を話してくれた

それは背筋が凍りそうな、恐ろしい手法だった。手法というよりは正確に言えば資金管理の手法。勘の良い人は気づいたと思うが、彼の勝率100%の秘密は「損切りを大幅に取って、利確を行う」というシンプルなロジックだった。

つまり、損切りを200~300pipsと非常に幅広く取って簡単にヒットしないようにしておいて、利確を10~20pipsほどで終えるという手法。

彼を破滅に追い込んだのは、その大幅な損切りだけではなかった。エントリーラインから距離が離れれば離れるほど、元の位置に戻る可能性が低く感じた。だから、少しでも距離を近づけるために彼はナンピン買いを何度も実行したと言う。しかし、ナンピンをしてもしても、価格は微妙にゼロラインに戻らない。

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気づけば、彼は証拠金不足に追い込まれ、その手法を実行し続けて初めての損切りで全資金を失ったという。

 

勝率に夢を追い求める負け組たち

当時の僕を含め、多くのFXトレーダー初心者(負け組)は、勝率を気にしすぎだと思っている。その時その時のトレードに夢中になり、負けたくない一心で、損切りを避けて勝率を優先しようとする。

だが、FXで勝つために必要なのは勝率ではない。

勝率なんて正直言ってどうでもいい

勝率が100%の手法は意外と簡単に作れます。僕の友人と同様に損切りをしなければ勝率は限りなく100%に近づきます。損切りを確定してしまうと、勝率は落ちますから、損切りをしなければ勝率は絶対に落ちないのです。

でも、負けないことが本当に勝ち組の思考法だと思いますか。勝ち組は我々の想像以上に勝率なんてどうでも良いと思っています。

大切なのは資金が増えているかどうか、あるいは資金が減っていないかどうかです。トータルで勝ち続けているか、これがすべてであって勝率や1回1回の売買の結果など、どうでも良いんです。

大事なのはマーケットの世界で生き残ること

トレードで稼ぎ続ける上で大切なのは、何よりも生き残るということ。生き残るという目的さえ果たすことが出来るなら、勝ち組になるのは時間の問題です、本当に。

1年間トレードして、初期資金を全損せずに残すことができたら、とりあえずはそれで大丈夫です。大抵の人は1年間で90%が退場しますから。資金を全損せずに生き残るだけでも、上位5%くらいには入り込んでいます。

生存戦略のヒントは、何よりも資金を減らさないことを意識すること

生き残ることが出来る、ということは致命傷を負わないように適切に損切りができている可能性が高いということを意味します。

FXにおける生存戦略のヒントは、とにかく負けないトレードを意識することです。いざ負けてしまった時に、潔く撤退する心も必要です。

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負けないトレードとは、エントリーしたらまず負けるような局面で無理して戦うことを避けるなどです。例えば、おとなしかった相場が急激に一直線に動き出した場合、負け組はその機会を逃すまいとして、無理にエントリーします。結果的に、価格はビックリするほどすんなりと元の価格に戻って損切りを強制されるでしょう。

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負けないトレードをする。これだけでも十分に生き残れます。ボラティリティの大きい通貨ペアで取引しない、値動きがいきなり激しくなった時にエントリーしない、損切りした直後にエントリーしない、利確した後に調子に乗ってポジションを倍に増やさない、雇用統計などで乱高下している時にトレードしない。

この積み重ねが最終的に生き残る者を選別します。

自分の売買ルールを持つべき

生き残り、勝つためには自分を律するルールを持たなければならない。ルールを持たずにトレードをすることは、戦場で丸腰で路上に飛び出すことと等しい意味を持つ。死にたくなければ武器を持つ、損をしたく無いならルールを持つ。当たり前の常識ですね。

売買ルールはシンプルなものでいいです。例えば、僕が負け組だった頃に実践していたルールは、損切り20pipsです。拍子抜けするかもしれませんが、本当にそれだけのルールで売買している時期がありました。

もちろん、大きく勝つことはありませんでしたが、大きく負けることもありませんから、友人のように資金を全損するという致命傷は負わないで済んでいます。

ちなみに、このルールを作る前に、僕は2度ほど口座を崩壊させています。最初の全損は単に運が悪かったと思っていました。意外とケロッとしていて、すぐに次の口座を作って売買を始めました。そして2度目の崩壊は思ったよりもすぐに来ました。

そこで思ったんですね。あれ、なんかおかしいぞって。

投資に関する本を3冊ほど初めて購入して、色々と勉強をしました。それでどうやら売買ルールを持つことが重要らしいと気づき、自分の2度の失敗の原因を突き詰めました。

すると、損切りをしないことが致命傷になったと考えたんです。だから売買ルールは損切り20pipsにした。そのルールで自分を縛り付けた。命綱を腰に巻いておけば、何かあってもとりあえず死ぬことは無いだろう。

 

まとめ

さて、勝率100%の手法と言っておきながら、その中身にがっかりした人は多いと思います。僕も友人から真実を伝えられた時は、心底がっかりでしたよ。

まぁ勝率を無理やり100%にすることは可能だという格好の事例にはなりました。

FX負け組や初心者が肝に銘じて欲しいのは、大事なのは手法でもなければ、勝ちまくることでもない。単に「生き残る」こと。これに尽きます。これを守れない人がFXで月に何百万も稼ぐなんて事は、まずありえませんから。

僕は2度も口座を崩壊させています。そしてようやく生き残ることこそがまずは重要だと気付かされ、損切り20pipsという命綱で自分を縛りました。結果的に3度目の口座崩壊は訪れていませんし、今は利益を残せるようになっています。

生き残る。

負け組、初心者さんは、まず生き残ることを実践してください。生き残るためのヒントは「損切り」です。損切りが嫌なら損切りを可能な限り避けられそうなエントリーをするように心がけること。つまり、無駄な損切りをあまりしないで済むように、エントリーを厳選しろ、ということです。

もし、エントリーを厳選できずに、機会損失を恐れて片っ端からエントリーしているのであれば、直ちにやめたほうが良い。あるいは、その自覚がありながら治せなくて困っているのであれば、以下の記事を読むことをおすすめします。

→ 分かっているのに治せないポジポジ病を、心のすり替えで治す方法

勝率を100%にすることが可能なら、逆に80や90%も簡単に出来てしまいます。初心者は特に気をつけて欲しいです。なぜなら、あやしい自動売買システムには勝率の高さを謳い文句にしているモノが非常に多いからです。

そういったシステムは大抵が過剰なカーブフィッティングと、損切りを極力避ける資金管理を採用しているので、実運用では絶対に耐え切れません。つまり、悪く言えば詐欺です。

悪質なシステム販売者に騙されないためにも、勝率が高いことが正義という考えは捨て去りましょう。勝ち組は勝率は50%も出れば上出来で、あとはリスク管理と資金管理で簡単には死なない設定を組み、その上で利益を極大化する売買ルールを採用することで、トータルで勝ち残れればそれ良いと考えている方が多いです。

以上、勝率を思い求める恐怖と、思い求めた結果破滅した友人について、解説できました。

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 - FX勝ち組の思考